抗酸化効果もあるトマトが美味しい季節ですね
トマトの美味しい季節になりました。
トマトが旬の夏。
旬の野菜は、栄養価も高くて、うまみもグッと増して、本当に美味しいですよね。
トマトのリコピンが身体にいいとか、トマトの水分が夏バテ防止にいいとか、
いろいろ言われていますが、トマトって、なんで赤いんだろう?って考えたんです。
そこで、ちょっと調べてみました。
トマトは、実がなった時は、緑色ですね。
緑色は、葉緑素の色なのだそうです。
葉緑素は、植物が太陽の光から栄養素を吸収するために行う光合成にはなくてはならない成分で、
太陽光を受けて、二酸化炭素と水を吸収し、葉緑素がその成分を炭水化物と酸素にかえ、
栄養とするのだそうです。
すごいですね、恐るべし葉緑素!!
木の葉っぱや植物が緑色なのは、この葉緑素によるものなのだそうです。
そして、トマト。
トマトは、最初は葉緑素のお蔭で緑色をしています。
緑色のトマトは、しっかりと夏の太陽を受けることによって、
二酸化炭素と水を吸収し、そして葉緑素によってそれが炭水化物と水分となって
トマトの栄養に変わっていくのですね。
そうしていくうちに、働き終わった葉緑素たちは、だんだんと壊れてなくなってしまうのだそうです。
そして、葉緑素の代わりにリコピンという成分ができてきて、
これが、トマトの赤色に関係しているとのこと。
トマトが熟れて、だんだんと赤くなるにつれて、葉緑素よりもリコピンの方が
多くなってくる、ということなんですね。
同じ赤い色でも、イチゴが赤くなるのはアントシアニンというブルーベリーにも含まれている成分で、目に良いと言われていますね。
トマトが赤くなるのは、アントシアニンではなくて、リコピンという成分が増えることで赤くなるそうです。
同じ赤い色でも、違うのですね。
リコピンが増えると、トマトがどんどん赤くなるそうです。
緑の元となる葉緑素が壊れて、少なくなっていく一方、赤色の成分リコピンが増えて実が赤くなる。。。
これって、植物の葉っぱが紅葉するのにも似ているような気がしませんか?
実は、リコピンではありませんが、植物の葉っぱが紅葉するのも、葉緑素が少なくなることが原因だそうです。
葉っぱの中には葉緑素の粒と、カロチン系の粒の両方があるそうです。
それらが、外気が冷たくなって気温が下がってくると、葉緑素の粒が分解され、カロチン系の赤色の粒だけが残ってしまいます。
その為、遠くから見ると葉っぱが赤色になって見えるのだそうです。
赤色は、鳥たちにとって「おいしい」色なのだそうです。
山が赤く染まることで、鳥たちに「おいしい」季節が来たことを知らせ、
実りの秋を知らせているのだそうです。
大自然って、スゴイ連携でできているのですね。
・・・ということは、
トマトが赤くなるのも、鳥たちには「おいしい」というメッセージが伝わっているのですね。
それで納得しました、
畑でできたトマトが、ちょうどよく実りを迎えて、「さて、明日の朝収穫しよう」と心待ちにして、
次の日に出かけていくと、トマトが鳥に食べられてしまっていることがあります。
そういうことなんですね。鳥たちに、早々と見つかってしまっているのですね。
水分をたっぷりと含んだ美味しいトマトは、鳥にも人間にも美味しい食べ物なんですね。
ちなみに、リコピンは、ダイエットにもいいそうですよ。
リコピンは、カロテノイドの一種で、トマトだけでなくて、ニンジンやかぼちゃはもちろん、スイカやピンクグレープフルーツにも含まれている成分で、何と、脂溶性の色素なのだそうです。
油に親和性を持っているということは、油に溶けやすい、ということ。
オリーブオイルなどドレッシングと一緒に食べることで、リコピンの成分を吸収する率がぐんと上がるということです。
野菜にドレッシングをかけて食べるのは、そういう意味でも実は理にかなっているのですね。
特に、オリーブオイルがいいそうですよ♪
リコピンは、ビタミンEの100倍の抗酸化効果があるので、
血糖値を下げたり、動脈硬化を改善したり、喘息の改善にも良いそうです。
女性としては、美肌効果とダイエット効果があるのも嬉しい所ですね。
美味しく食べて、美容にも良いトマト、
夏はトマトですね~
トマト好きの私としては、嬉しい季節です
今日も、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
スポンサードリンク
コメント 0