GIMP2.8で手書きイラストに色を付ける方法(1)レイヤー機能
手書きのイラストに、GIMPで色を付けてみました。
筆ペンで描いた猫のイラストを、スキャナで取り込んで、丁度良い大きさに切り取ったっものです。
このイラストにGIMPで色を付けていこうと思います。
まず、GIMPを立ち上げます。
最初の画面
メニューバーの「ファイル」→「レイヤとして開く」
イラストを保存したフォルダから加工したいファイルを指定して、「OK」を押すと、
加工したいイラストが、レイヤーとして開かれます。
まずは、このイラストの黒い輪郭だけを抽出します。
ツールバーから「ファジー選択」を選びます。下の図の赤い四角でかこってある、魔法の杖のようなアイコンをクリックします。↓
猫のレイヤの白い部分をこの魔法の杖でクリックすると、
黒いラインを囲うように点線が点滅します。
メニューバーの「色」→「色を透明度に」をクリック
猫の背景が透明になりました。あと、尻尾と瞳の中と、足の隙間に白い部分が残っているので、そこをそれぞれ先ほどの魔法の杖でファジー選択して、黒い枠以外をすべて透明にします。
二度目からは、「ファジー選択」→キーボードの「DEL」デリートキー
で白い部分を削除することができます。
これで、猫のイラストのラインだけを抽出したレイヤーができあがりました。
このレイヤーの下に、色をつけたレイヤーを重ねて、色つきのイラストを仕上げていきます。
色付けはまた明日ご説明させていただきます。^^
ここに、色を重ねるレイヤーを追加して、それぞれに色を付けていきます。
このレイヤー機能がとっても便利で、画像の加工には欠かせないと感じています。
レイヤーに慣れないうちは、レイヤーってなんぞや?と思ってしまうかもしれませんが、
透明のセロファンのような写し紙を何重にも重ねて使っている感じ、という風に思っていただくと、
分かりやすいのではないかと思います。
色付けに失敗しても、基本のラインがレイヤーとして残っていたら、失敗した色付けのレイヤーだけ削除すれば、新たに色付けをしていくことも可能なので、とっても便利だと思います。
なかなかレイヤー機能を持った無料の画像処理ソフトが少ないと感じています。
イラストレーターやフォトショップは、もちろんレイヤー機能がついていますが、
お値段もけっこうな金額するので、素人にはなかなか手が出せません。
その点、このGIMP2は、そういった機能も備わっているので、非常に便利で親切なソフトだと思います。
使い方のマニュアル本などもでているので、ご興味のある方はそちらで見られてもいいと思いました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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