夏の日差しの下で、ブルーベリーが紫色になる理由とは・・アントシアニン
実家の玄関先のブルーベリーが、だいぶん色づいてきました。
今年は沢山の花をつけてくれたので、
収穫の時期が楽しみです。
時々、娘が色の良い食べられそうなところを一つ、二つといただいているようです。
昼間の暑い太陽の下で、全く干からびることなく
元気にその実をたわわにつけて成長しています。
本当に、頼もしく感じます。
ブルーベリーは目にいいといわれていますが、
そのアントシアニンというブルーベリーに多く含まれるとされる成分が、目の疲れやかすれ目に効くといわれています。
ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属ソアノコカス節に分類される植物で、原産は北アメリカです。
木そのものはそれほど大きくならず、低木で、青紫色の小さな実をいくつもつけます。
ブルーベリーの有効成分として有名なアントシアニンは、自然界には広く存在しているものだそうです。
色素のひとつで、果実や花の色の、赤や青、紫色を表している水溶性の色素を総称してアントシアニンと呼ぶようです。
アントシアニンは、フラボノイドの一種なので、抗酸化作用がある物質として人気を集めています。
このアントシアニン、ブルーベリーだけでなく、ナスや紫芋にも多く含まれているというので、紫色の実がなるものに多く含まれているのかなと思います。
この紫色、植物が紫外線から自らの身を守るための色だということをご存知でしたか?
紫外線は、光の中でも波長の長い光で、反対に波長の短い光を赤外線と言います。
紫外線は、目に見えない光ですが、長い時間さらされると、日焼けの原因になる光の成分です。
ナスや紫芋、ブルーベリーのアントシアニンのという紫色の成分が紫外線をシャットアウトする、
ということは、この植物たちを食べることで、
つまり、アントシアニンを吸収することで、お肌に良い影響がある、
というのが想像できますね。
アントシアニンだけでなく、葉緑素(クロロフィル)も紫外線をカットする働きがあるそうです。
葉緑素は、緑色の植物に含まれる色素のことです。
なので、観葉植物の中でも、ポトスやアオキ、ガクアジサイなど、
白く斑点のある、葉を鑑賞するような斑入りの植物がありますが、
あの白い部分は、紫外線をシャットアウトする成分が含まれていないので、
強い日光に当たると、茶色く変色してしまうそうです。
そういえば、もう枯れてしまってなくなりましたが、
我が家にあったポトスも、真夏の窓辺に置き忘れていたら、
葉っぱの白い部分が茶色く変色していました。
アントシアニンやクロロフィル(葉緑素)のことを調べていて初めて知ったのですが、
バナナの黄色は、バナナのクロロフィル(葉緑素)が紫外線に当たって壊れてしまって
黄色く変色しているのだそうです。面白いですね!!
バナナは、収穫してすぐの時には緑色をしていますが、
紫外線に当たることで黄色く変色します。
銀紙で包んで紫外線をシャットアウトしていたら、黄色や茶色の色にはならないそうです。
今度、試してみたくなりました
バナナに日焼け止めクリーム塗ったら、どうなるでしょうか??
いえ、食べられなくなったら困るので、やめておきましょうね
ブルーベリーの実が紫色なのも、バナナが黄色なのも、
紫外線が関係しているなんて、なんだか自然の摂理は面白いなぁと思いました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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