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ハーブのエキスを存分に楽しむ。 

ハーブを楽しむ方法の一つに、ハーブエキスを抽出して使う方法があります。

抽出法にはいくつかの方法がありますが、今日はアルコールでエキスを抽出する方法を書いてみたいと思います。


ハーブの有効成分をアルコールで抽出したものを「チンキ剤」とか「マザーチンクチャー」とか「チンクチャー」とか言います。

アルコールは、防腐作用もあるので、長期間保存することも可能です。

ハーブティーなどでは抽出しにくいと言われる脂溶性の有効成分も抽出することができます。


今回は、ラベンダーのチンクチャーを作ってみました。

CHINKI01.jpg

■用意するもの

・アルコール(90°以上のもの) 200ml

  ウォッカ、又はホワイトリカー

・ドライラベンダー 10g~20g

・広口の瓶(ジャムの空き瓶などおすすめです)



■作り方

・保存用の瓶にハーブを入れる。

・ハーブが完全に浸るくらいアルコールを入れる。

・蓋をして、2週間ほど冷暗所に保管

 (一日一回は瓶を振って、中身を拡販してやるとまんべんなく熟成できます)

・布やろ紙を敷いたこし器で濾す。

 瓶の中に残っているハーブも全てかきだしてしっかりと濾します。

・濾した液体を保存瓶に入れて完成です。


CHINKI02.jpg

↑できた感じ^^


ラベンダーの代わりに、ローズヒップや、カモマイル、レモンバーム、ローズマリー、ペパーミント、マリーゴールド、フェンネル、しょうが、などもチンクチャーにしてお楽しみいただけます。


ドライハーブの代わりに新鮮なフレッシュハーブを使う場合は、保存容器が一杯になるくらいまで細かく切ったハーブを入れて、そこにアルコールを容器いっぱいになる量まで入れます。


このチンクチャーは、手作り化粧水やうがい剤などにも使えますし、飲料可能なアルコールで作ってあるので、水に薄めて飲むことも可能です。


私は、500mlのペットボトルにこのラベンダーのチンクチャーを数滴入れて持ち歩いています。

マイペットボトルですね。

お水が、たちまちラベンダーウォーターに早変わりです。


チンキ剤自体は香りがありません。むしろ、90°以上のアルコールなので、揮発性が強く、唇の上で蒸発してしまう感じです。なので、お水などで割って使います。

水に数滴ラベンダーチンクチャーをたらしたお水を含むと、口の中にラベンダーの香りがぱぁっと広がって、なんとも言えずリッチな気持ちになれます。


植物って面白いですね。


このチンクチャーは、約1年間保存することができます。

今回はウォッカを使いましたが、アルコールはホワイトリカーでも日本酒でも代用が可能なようです。

ただ日本酒の場合は、アルコール自体にも風味があるので、好みがわかれるところかもしれません。

アルコール度数も、90°の方がより浸出しやすく、保存にも適していると思われますが、40°くらいで作る方法もあるようです。


通常、チンクチャーを作る時はハーブは単品で作って、必要に応じてチンクチャーをブレンドすると用途によって使い分けができて良いと思います。


アルコールは水と油を溶かす界面活性剤の役割も果たすので、手作りで化粧水や乳液を作る時にもこのチンクチャーを使うことができます。


チンクチャーを濾した後に残ったハーブは、捨てずにとっておいて、入浴時に湯船に入れて、最後まで香りを楽しむことができますよ。


ハーブを上手に生活の中に取り入れていけたらと思います。


今日も、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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