秋ナスは嫁に食わすなって、言いますが、茄子が美味しい季節ですね。
「秋ナスは嫁に食わすな」
と言う言葉、諸説もろもろありますが、
ポジティブに捉えると、「茄子は体を冷やすから、若いお嫁さんは子供を産むのに体に障るから食べさせないほうがいい」というものと、
嫁姑の力関係を考えると、「秋ナスは美味しいから、お嫁さんに食べさせなくても、自分たち(姑)が食べる」
という解釈。どちらもどうかなぁ。
私は、ポジティブな方だと思いますが。また、美味しすぎて食べ過ぎたら、お腹が緩くなるからっていうのもあるそうですね^^
ところで、茄子の品種は沢山ありますね。
長茄子、水ナス、丸なす、などなど、そんな中で変わった名前の茄子をご紹介します。
「ばってん茄子」
JA熊本うきオリジナルブランドの茄子です。
熊本県宇城市
見た目は、普通の茄子に見えますが、平成12年から作付けが始まった、新種の茄子で、
水ナス系の熊本県オリジナルの茄子だそうです。
小ぶりな茄子ですが、希少性の高い茄子で、
1個の大きさは大体50g~70gだそ。
しっかりとした歯触りのある、瑞々しい茄子です。
茄子の季節は大体夏だと思っていましたが、
この「ばってん茄子」は、10月頃から翌年の6月頃までの冬春のシーズンに出荷される茄子です。
冬にも茄子が食べられるのには、こういった品種改良により、冬でも美味しく食べられる茄子が出回っているからなんですね!!
出荷の最盛期は4月から5月だそうです。
「サファイヤなす」
山形県の茄子です。別名「蔵王茄子」ともいうそうです。
サファイヤのような輝きの茄子!!ということでしょうか!?
ハウス栽培されている、お漬物用の小茄子のブランド商標だとか。
形は、少しほっそりとした感じの、千両茄子のような小さめのお茄子ですね。
皮に艶があって、濃い紫色をしています。
柔らかい上に、歯切れも良いので、お漬物にピッタリなお茄子なのです^^
とはいえ、普通の料理に使っても、美味しくいただけるそうですよ。
ただ、この「サファイヤ茄子」は、登録商標されていて、
残念なことに山形県内でしか入手が不可能なのだそうです。
・・・そういわれると、一層食べてみたくなりますね^^
ハウス栽培されているので、収穫は早くて3月頃から11月頃まで続くそうです。
とはいえ、やはり一番おいしい旬の時期は、6月から9月頃みたいですね。
茄子も、色んな種類があって、面白いですね。
そんな、夏から秋にかけて食卓に並ぶことも多い茄子ですが、
その栄養成分はどうなっているのでしょうか。
「茄子の栄養分や効果効能」
茄子は、昔から体を冷やすと言われていますが、
それは、体内の余分な熱を外に出してくれるということなので、
夏の暑い時にはとても良いお野菜ですね。
夏バテには良いようで、栄養的には、カリウムが一番多く含まれていて、利尿作用があります。
茄子の成分に「コリン」という水溶性ビタミン様物質があります。
水溶性ビタミン様物質?とは、体内に入ってから合成されて、ビタミンに類似した働きをする成分のことだそうです。
そして、この「コリン」が胃の中で胃液の分泌を促して、食欲を回復させてくれるというもの。
夏バテは、食欲がなくなって、体力を消耗してしまうので、夏に茄子をしっかり食べて
体内から余分な熱を出すのが、健康な夏の過ごし方なのかもしれませんね。
ただ、茄子の食べ過ぎは体を冷やし過ぎてしまうので、ほどほどがいいようです。
茄子を脂と一緒に食べると、身体を冷やす作用が軽減されるそうです。
私は、茄子の揚げびたしが大好きですが、
茄子を素揚げにして、熱いうちに薄めた”めんつゆ”をかけて頂きます。
お野菜に味がしみこんでいくのは、熱が冷める時だというので、
揚げたての熱い茄子に、あつあつのうちに”めんつゆ”をかけることで、味が自然にはいっていくのです。
簡単だし、おししいし、とっても気に入っています。
茄子の紫色は、アントシアニンやポリフェノールからできているともいわれるので、
抗酸化作用や美肌、また、血行促進にも良いですね。
茄子に含まれる「ナスニン」という成分は、血液をサラサラにしてくれて、生活習慣病の原因と言われている過酸化脂質の生成を抑えてくれる作用もあって、生活習慣病意にもいいのが、お茄子の良い所ですね。
茄子、あなどれませんね!!
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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